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序盤
本譜は82玉としたがここはチャンスだった。ここでは35歩からの攻めが成立する。以下同歩は36歩、同銀は54歩があった。場合によっては14角〜36角も成立するのでこの筋も併せて覚えておく必要がある。
「桂頭狙う手に好手あり」という格言を新たに作りたいくらいだ!
ここでは39角が成立し以下38金には84角成、66角には28角成が厳しい。角を持ったら敵陣に打ち込むことを常に視野にいれておく。
この局面は拠点を払いにいくという意味の44歩があった。本譜は34歩の拠点をうまく使われて負けてしまったので反省。拠点を消せるなら消した方がいい。
飛車の睨みと角の睨みを意識するとある手が見えてくる。ここでは77桂馬成が厳しい手になる。以下同桂は76歩、同金は76歩86金77歩成同桂76歩。ここでも「桂頭を狙う手に好手あり」という新格言が成立する。
本譜は角を切ったがこれは時期尚早。大駒を切るタイミングは取りにされれからで十分である。またこの場合、3枚の攻めなので基本的には無理攻めである。46歩や76歩のように角と歩を最大限に生かすのが好手!こうすれば攻めが繋がる。
今回のポイントまとめ
➀歩が切れている筋に注目する
➁飛車角は取りにされてから切ればok
③3枚の攻めは繋がらない
④桂頭を狙う手に好手あり